価値創造コラム:「コミュニティからのイノベーション」
福島正伸先生に学ぶ「起業家精神」 [6]
■自己管理
自己管理とは、自分の可能性を最大限に発揮すること。
もっと正確に言うと、自分の可能性を最大限に発揮するために、自分を最高のコンディションに保つことです。
自己管理という言葉は、スケジュール管理や体調管理を連想させますが、それは自己管理のためのほんの一部でしかありません。
自分の可能性を最大限に発揮するための最高のコンディションとは、万全の体調や、綿密なスケジュールだけではなく、「やる気」や「最高を目指す」という姿勢を常に持っていて、夢に向かって「行動」し続けている状態です。
自己管理とは、言い換えると習慣化とも表現できます。習慣とは、一時的な取り組みではなく、継続的な努力のことです。
夢や目標をかなえるには、必ず臨界点を超えるまでの積み重ねが必要です。起業家精神とは、成功のためのコツコツとした努力を臨界点に達するまで蓄積できるしぶとさでもあるということです。
そのために最も必要なのは、夢を持ち、挑戦し続ける姿勢、考え方です。
私はIT企業に在籍していた8年弱は、ずっと新規事業の立ち上げに関わってきましたが、最初の頃はほとんど失敗ばかりでした。今思うと、成功するまで努力し続けなかっただけだったと思います。
いくつかのプロジェクトが失敗したころ、たまたま福島先生の「社内ベンチャー養成講座」という講座の案内が私にも来ました。
その講座には、会社で2人だけ参加できる枠があり、たまたま時間のあった私がそのうちの1人として参加したのです。
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