価値創造コラム:「コミュニティからのイノベーション」
正しいブレインストーミングで、
成功する事業アイデアを生み出す [10]
■不明確なテーマ設定
漠然とした課題のままブレインストーミングを始めると、参加者の出すアイデアも漠然とし、解決のためのよいアイデアは一向に出てきません。
例えば、「便利な通勤かばん」という問題だと、これはすこし漠然すぎます。
「携帯電話や定期券、財布など頻繁に出し入れするものはすぐに取り出せるけど、スリにあいにくい丈夫な女性用の通勤かばん」というような、ある程度問題が明確であることが前提です。「便利な」という形容詞を、もう少しブレイクダウンする必要があるのです。
逆に、サイズから色、素材、形まで決まっているような問題の場合、問題自体が殆ど解決されているので、ブレインストーミングする意味がありません。
このようにあまりにも明確すぎる、というか「限定されすぎてる」ような問題も、問題としては適していません。
■参加者の知識不足
アイデアを出すにあたって、その問題に関して全員が何の予備知識もない、というのではブレインストーミングしても時間の無駄となります。
なんの準備も心構えもなく、部屋に入ってイスに座り、司会者からいきなり「今日は○○についての問題があります。どうすればよいものになるでしょうか。」と聞かれても、その問題が参加者にとって日常なじみの薄いものであれば、参加者はとまどうだけです。
どんなに「たくさんアイデアを出して問題を解決させよう!」と意気込んでも、その問題に対しての知識が乏しければ、いくら考えても解決策となるアイデア出しには限界があります。
■ブレストを成功させるポイント
ブレストを成功させるには、 6つのポイントがあります。
- 盛り上がりが 3倍違う参加者の選び方と集め方
- ブレスト開催前の効果的な勉強
- 意見が出やすいテーマ設定の方法
- ブレスト当日にできる雰囲気作りのコツ
- 盛り上がる記述方法のコツ
- アイデアの選択に必要な本質
これ以降は、「ブレインストーミング実践マニュアル」に記載しておりますので、こちらをダウンロードしてお読み頂ければ幸いです。(無料です)
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