価値創造コラム:「コミュニティからのイノベーション」
正しいブレインストーミングで、
成功する事業アイデアを生み出す [1]
■ブレインストーミングとは
「ブレインストーミング」とは、チームで生産性の高いアイデア創出をするための会議手法のことを言います。
このブレインストーミングですが、提唱したのは米国の A・F・オズボーン(Alexander F. Osborn)。Brain(頭脳)とStorm(嵐)という言葉からの造語です。
人間は独りだと、何をするにも限界があります。ところが、「 3人寄れば文殊の知恵」という諺からもわかるように、数人集まるだけで様々なことが解決します。アイデア出しもその典型です。
数人がひとつのテーブルに集まり、とにかく思いつくままアイデアを出し続けることによって、自分ひとりでは思いもつかなかったアイデアが出ることがあります。
ただ、適当なやり方では、普段何気なく行っている会議や打ち合わせと同じです。偶然良いアイデアが出るときもありますが、毎回それが起こることは期待できません。
ところが、この「ブレインストーミング」手法を使えば、優れたアイデアが生まれる確率が格段に上がります。
何が普通の会議と違うのか、それは、「 4つのルール」に基づいて、「きちんとした手順をふんで」進めていく、ということです。
■ブレインストーミングの 4 つのルール
ブレインストーミングの 4つのルールとは以下のようなものです。
この 4つのルールを参加した全員がきちんと理解していることがとても大切です。
できれば、ブレインストーミングしている部屋の中の全員からよく見える場所に、このルールを書いた紙を貼っておくことをお薦めします。
全員の視界に入っていれば、常にこの 4つのルールを再認識することができ、ブレインストーミングを円滑に進めることができるからです。
もう少し、この 4つのルールを解説します。
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