現在では、インターネットや携帯電話が普及し、一昔前よりはるかに効率のよい社会になったようなイメージがあります。
しかし実際のところ、ビジネスマンの勤務時間がその分減ったわけではなく、企業の生産性が上がったかどうかについては疑問が残ります。もちろん一部の企業は、インターネットの潮流をうまく乗りこなし、追い風にして躍進していますが、多くの企業、多くのビジネスマンは相変わらず忙しく、効率が悪いと感じているに違いないでしょう。
例えばEメールというコミュニケーション・ツールも、うまく活用すれば非常に便利なツールであり、仕事の効率を飛躍的に高めてくれます。しかし、Eメールの特性を把握しないまま漫然と使用している人にとっては、仕事の効率をより悪化させる厄介物になる可能性があります。
結局のところ、小手先の道具が氾濫し、さも「ビジネススキル」であるかの様に祭り上げられ、本質を理解しないまま飛びつく多くのビジネスマンの首を絞めている結果になっています。
多くのビジネスマンは、成功の本質を理解せず、自分の仕事の効率を下げている原因を追求しないまま、問題を解決してくれると思われるツールに安易に頼ってしまいます。
しかし、成功している人も中にはいます。同じ24時間という限られたリソースを使いながら、月商100万円、1000万円という人も現実に存在するのです。
この違いは何なのでしょうか?
生まれつき、この人たちは特別な人々だったのでしょうか?才能の塊だったのでしょうか?いえ、そうではありません。単純にビジネススキルを磨いていただけなのです。
携帯電話を持ったり、インターネットを利用するだけではない、もっとビジネスを飛躍的に加速する根本的なビジネススキルの面で彼らは秀でているのです。
キャリッジウェイ・コンサルティングでは、ビジネスを効率的・効果的に成功に収めるための、根本的なビジネススキルを5つのディメンジョンに分類しています。
5つに体系化する事で、問題の原因がどこにあるのかが明確に認識する事が可能で、それにより解決策もうわべだけのものでなく、本質的な部分から改善することにつながります。
ビジネススキルの5つのディメンジョンは以下のようなものです。
ビジネススキルの5つのディメンジョン
- コミュニケーション・リッチ
−コミュニケーションの質を高めることで、仕事の質も高める
- アウトプット・センシティブ
−常に最終的なアウトプットを意識しながら仕事をする
- DIAO
−すぐに行動に移し、1度で正しくやり遂げる(Do It At Once)
- セルフマネジメント
−常に自分を振返り、自己管理する
- ビジョンナリー
−自分のビジョンと価値観を意識し仕事をする
キャリッジウェイ・コンサルティングのビジネススキルの5つのディメンジョンは、多くのビジネス書や雑誌で取上げられているようなうわべだけのスキルではありません。 いつの時代にも通用するコアなスキルの体系です。
5つのディメンジョンはさらに詳細なスキルに分類されます。
以下の表に詳細なスキルの分類をまとめます。
ディメンジョン |
スキル |
説明 |
コミュニケーション
リッチ |
理解力 |
コミュニケーションの相手の置かれている立場や目的、性格などを踏まえ、その時の状況を判断し、相手の言わんとしている事を自分が正確に理解しているかどうかを把握し、適確な質問を繰り返し、相手の意図を整理して完全に理解する能力。 |
表現力 |
コミュニケーションの相手を理解した上で、相手が理解しているかどうかを把握し、状況に応じて、簡潔に一番理解されやすい表現を用いて、相手が具体的なイメージを持てる程度の詳細な説明をし、自分の考えを伝える能力。 |
対人影響力 |
コミュニケーションの相手を理解し、自分の考えを的確に、必要なタイミングで伝達した上で、相手に重要性やメリットを認識させ、自分の意図に沿うように相手に行動を促す能力。 |
アウトプット
センシティブ |
分析力 |
自分の仕事の最終的な目的と目標を漠然とではなく「イメージ化」できるまで理解し、目標達成に必要な作業項目と手順を分析・整理し、実行に必要なリソース、時間、コストを分析・整理する能力。 |
発想力 |
仕事の遂行のために、情報の収集を効率的に行い、問題の効果的な解決策を様々な情報を組み合わせて発想する能力。 |
判断力 |
課題を達成するために、分析した作業項目の中の何通りかの選択肢から、状況や費用対効果に応じて優先順位をつけ、最適な手順を選択する能力。 |
DIAO |
決断力 |
判断に従い、もしくは判断し兼ねる事態であっても優先順位をつけ、最終的に取るべき行動を決定する能力。 |
行動力 |
決断にしたがって躊躇する事なく即座に行動し、やり直しの必要がないように途中で中断することなく、設定した時間内で、決められた水準(以上)の求められる(正しい)アウトプットを出すところまでやり遂げる能力。 |
セルフマネジメント |
目標管理能力 |
全体的な視野で物事を見て、常に目的や目標を確認し、設定した目標の進捗度合いをチェックし、問題があればすぐに見つけ、迅速な対策を取る能力。 |
体系化能力 |
自分や他人の成功や失敗の経験を認識し整理し、他人からの助言や会話、書籍などの一般情報も活用しノウハウやスキルをまとめ、再現可能なレベルまで体系化する能力。 |
メンタリティ |
困難にぶつかってもあきらめず、常に挑戦し、目標達成まで行動を持続する意志を持ち続ける能力。 |
ビジョナリー |
目標設定能力 |
価値観や課題を理解した上で、取組むべき適当な目標を設定する能力。 |
価値観 |
物事の優先順位や、行動の是非を判断する中心的な考え。 |
これらの5つのディメンジョンを鍛えるための情報は、左のメニューからご利用下さい。
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